僕は自他共に認めるジブリ好きです。
どの映画もキャラが個性的で、世界観もストーリーも最高。
※文才がないので文章で良さを表現しようとしてもこれが限界です。許して。
ジブリの映画は小学生のころから何度も繰り返して見てます。中でも、「もののけ姫」は自然の描写とか、アシタカのカッコよさが好きで50回以上みてます。
で、最近また見てみたんですが、
「あれ?アシタカって・・・」
って思ったのでこの何とも言えない違和感を書いていきます。
かっこいいよ、アシタカさん
まずはアシタカが何でこんなにカッコいいのか説明していきましょう。
アシタカって主人公特有の第六感で「来る!!!」とか言って、厨二心をくすぐってきます。
僕が外で「来る!!!」とか言っちゃったら精神科のお薬を出されること間違いなし。
しかも女性にモテるモテる。
タイトルは「モテモテ姫」でもいいんじゃないかと思うくらいモテるんですよ。あ、アシタカは姫じゃないか。
住んでた村ではめっちゃ可愛い女の子「カヤちゃん」からずっと思ってるとか言われるし。
タタラ場では隣に立った女性は頬を赤らめるし。
サン(もののけ姫)からは多分惚れられてるし。
俺がこうろくなら嫉妬してアシタカの矢を3本くらい折っちゃう。
そんなアシタカに幼少期から憧れて野山を駆けまわってました。
その頃の僕はまだ純粋だったんです。
アシタカの行動全てをカッコいいと思って見てました。
おっさん目線のもののけ姫
で、最近またもののけ欲が再燃してまた見てしまいました。
ジブリとかディズニーの映画ってたまにムショーに見たくなるんですよね。何でだろ。そんな風に作ってるのかな。
見てみると、
いや、それはやっちゃダメだろ。
ってことをやってました。
美少女からプレゼントをもらう
最初の村を出発するシーンで美少女カヤから何かをもらいます。
アシタカ「これは?大切な玉(ぎょく)の小刀じゃないか。」
女の子「いつもカヤは兄さまを思っています。」
アシタカ「わたしもだ。いつもカヤを思おう。」
うらやましい。
ここまではいいんですよ。
このシーンに文句をつけてたら
嫉妬乙www
ってなもんなんですが、問題なのは物語が盛り上がってきた中盤のシーン。
サンにプレゼント
中盤にはもらってばかりじゃ悪いと思ったのか、サンにプレゼントをあげます。
アシタカ「案内ごくろう!!ひとつたのみがある…サンにこれをわたしてくれ!!いこう…」
~~~~~
サン「アシタカがわたしに…綺麗」
とてもきれいなものをあげたようです。
さすがアシタカさん。
まだ若いのに女心を掴むプレゼントを分かってます。
玉でできた綺麗な小刀をプレゼントしたようです。
・・・ん?
そんなもの手に入れてるシーンなんてあったか?
どうやって手に入れたんだ?
大粒の砂金をごっそり持ってるようなので、買うのには困らなさそうだけど。
まさか!?
元カノのプレゼントを今カノへ
そうです。
実際に映し出されている映像を見る限り、カヤから貰った玉の小刀をサンにあげてるんです。
小さい頃から憧れていたアシタカさんの信用、人望が地に落ちた瞬間でした。
もし僕がこれを現実でやったとしたら、
「は?ありえなくない?」
「マジで別れた方がいいと思うよ。」
「顔もキモいし。」
と女子会で公開処刑されるでしょう。
それ以前に元カノからのプレゼントを大事そうに肌身離さず持ってること自体女々しい。
アシタカをフォローしてみる
今まで20年近く憧れてきた人をそこまで簡単に切り捨てることはできません。
なので、アシタカをフォローする説を僕なりに考えてみました。
説1 エコ
ジブリの作品には何かしらのメッセージが込められています。
例えば風の谷のナウシカなら「自然を人間がコントロールすることはできない。強大過ぎる兵器は人類を滅ぼす。」というメッセージです。※僕の主観なので違うかも。
もののけ姫の場合は「人間のエゴで森を壊せば自然は人間に猛威を振るう。自然を大切にしよう。」という思いが込められているはずです。
ここで、アシタカの行動を思い返してみると、この説が浮かび上がります。
アシタカは自然のことを考えて使いまわした。
という説です。
あの行動は「リユース=再利用」だったんです。
玉の小刀1つ作るのにも火を使います。火を使うとなると木を切らないといけません。自然を壊してしまうんです。
だから、アシタカは自分かクズ男呼ばわりされてでも、「リユースは大切だよ」ということを伝えようとしたんです。
凄い男ですよ、アシタカは。
説2 カメラ外で購入
この説もアシタカ専門家の間では有力視されてます。
アシタカさんは10mくらいなら落ちても大丈夫だし、足の速さも異常なレベル。
この身体能力を使えば、撮影スタッフが休憩している間に村まで行って密かに購入することも可能。
さらに、米を少量買うのに砂金の大粒を渡すほどの大金持ち。もちろんお釣りなんてもらってません。太っ腹。
玉の小刀くらいすぐに買えるはずです。
というか、懐にたくさんの女性にあげる用の小刀をストックしてる可能性すらあります。
ただ映画の中に映ってないだけ。
ただそれだけなんです。
要するに
僕は真実がどうであれアシタカさんのファンをやめないよ。
ってことです。
一生ついていきます。
アシタカの旦那。
こんな感じ!
カッパ