アジング用最強のワームは何なのか。
これはアジングをしている人であれば1度は考えたことがあることではないでしょうか。
今までの経験で僕が選んだ最強のワームは「アジリンガープロ」です。
何でこれが最強なのかその理由を書いていきたいと思います。
人それぞれ最強のワームは違う
色んな人にアジングの最強ワームは何ですか?
という質問をしてみましたが、十人十色で違う答えが返ってきます。
もちろん全く同じ釣り方をしなければならないわけじゃないのでそれはそれでいいんです。
ですが、なんでそのワームが最強なんですか?
という質問に明確な理由を答えてくれる人はほとんどいません。
理系出身の僕としてははっきりとした理由を答えてくれないと納得できません。
なので、僕がアジリンガープロが最強ワームであるという理由を、しっかりと言語化して書いていきたいと思います。
アジリンガープロが最強である理由
アジリンガープロが最強のワームだと言い切れる理由はいくつかあります。
- 大きい(3インチ=7.6㎝)
- ビラビラがついてる
- もちもちのいい触感
- コストパフォーマンス
- サイズ調整ができる
それぞれ見ていきましょう。
1.大きい
アジリンガープロは他のワームに比べると大きめです。
そのため水中でかなり目立ちます。
いくらアジが側線で波動を感じ取ることができるとか味や匂いで食いついてくるとかいっても、目で見つけてもらわないことには食べてもらえません。
まずはアジに目で見つけてもらうことが1番重要です。
「俺の地域じゃ豆アジしかいないから大きいワームじゃ釣れない。」
という人もいます。
ですが、今までの釣果から考えると、小さいアジでも普通に食ってきます。
大体15㎝もあればアジリンガープロを丸のみします。
なので「小さいアジは食ってこない」ということは決してありません。
もちろん20㎝を超えるアジでも、ワームのしっぽの部分だけしか食わない状態にも遭遇することがあります。
アタリはあるけど乗らない。
こうなって初めてワームのサイズダウンを考えるといいです。
それかアシストフックをつけてあげればOKです。
最初からワームのサイズを小さくするのは鯵が回遊してきているか探すという意味でオススメできません。
例外的に海の透明度が凄くて豆アジがいるということが確定していれば、最初から小さいワームを投げてもいいかもしれません。
2.ビラビラがついてる
アジリンガープロにはビラビラがついています。リブというらしいです。
これがあることによって2つのメリットが生まれます。
- 沈下速度が遅くなる。
- 操作感度が良くなる。
ビラビラによって水中で抵抗が生まれます。
なのでゆっくりと沈んでアジにしっかりとアピールできます。
重めのジグヘッドをつけても沈下速度がゆっくりになるので、風があるときに有利になります。
また、抵抗があることによって、アクションした時にしっかりと竿に重みが伝わってきます。
ワームにアクションが伝わってる感覚が手にダイレクトに伝わります。
これは凹凸が無いツルッとしたワームでは出せない感覚です。
3.もちもちのいい触感
reinsのワームは他のメーカーにはない独特のもちもち感があります。
柔らかいけどちぎれにくい。
この柔らかさによって大きなワームでも折れ曲がってアジの口にすっぽりと収まってくれます。
reinsのワーム素材でウォーターベッドを作ったら気持ちいいだろうなと妄想してます。
4.コストパフォーマンス
reinsのワームは価格だけ見るとちょっと高いように感じてしまいます。
ですがよく見てみて下さい。
入ってる本数が多いんです!
アジリンガーPro
12本入り460円
1本あたり38円
ペケリング3インチ
8本入り420円
1本あたり53円
似たような形のワームで比べましたが、これくらいの差があります。
1パックの値段に騙されないようにしましょう!
5.サイズ調整ができる
アジリンガープロは同じ形状の部分が続いているため、途中でちぎっても使うことができます。
ちぎることですぐにワームのサイズダウンができます。
アジリンガープロのご先祖様である「アジリンガー」は1.5インチです。
アジリンガープロをちぎってあげることで全く同じ形状にできます。
余計なワームを買う必要が無くなります。
さらに、カバンから新しいワームを出して、使っていたワームを片付けてという手間もなくなります。
アジリンガープロの弱点
いいワームの条件はいくつもありますが、もちろんアジリンガープロがすべて満たしているわけではありません。
僕が思うアジリンガープロの弱点はこの3つ。
- アジと匂い
- 安定供給
- 飛距離
1.味と匂い
味と匂いがあるワームは状況によっては1人勝ちになることもあります。
代表的なところで言うと「ガルプのベビーサーディン」や「パワーイソメ」なんかでしょうか。
これらのレベルになると確実に味や匂いで食ってきてます。
以前離島に遠征に行ったときにはガルプにしか食ってこないという状況がありました。
一応「グローオキアミパワー」はオキアミのエキスが入っていますが、匂いや味という点においてはガルプに劣ってしまいます。
とはいっても匂いが無いと釣れないという状況にはほとんど遭遇することはありません。
ガルプで釣れてたらアジリンガープロでも釣れる。
けどたまーにガルプの1人勝ちがある。
という感じでしょうか。
2.安定供給
アジリンガープロはよく釣れるんですが、人気が無いようであまり大量には生産されていません。メーカーに問い合わせたところ年に1回しか製造していないようです。(※かなり前に問い合わせたので2021年はどうか分かりません。)
そのため、カラーによっては生産直前になると品切れが起こります。
これは、小さいワームの方が釣れると思い込んだ人たちがかなりの数いるからと推測できます。
色んな釣具屋を巡ってみても小さめのワームの方が品ぞろえがいい店が多いんですよね。
ですが、生産時期に買いだめをしておくことでこれは解決します。
僕は大好きなグローオキアミパワーを20袋大人買いしました。
残念なことによく釣れるワームがよく売れるということではないということのようです。
3.飛距離
メリットですでに書いたんですが、アジリンガープロにはビラビラがついています。
これがデメリットにもなります。
水の抵抗を受けるということは空気抵抗も受けるということ。
もちろん飛距離はツルッとしたワームに比べて落ちてしまいます。
ただ、アジングをやっていると気づくんですが、飛距離が3m変わったからって釣果に大きな差がつくことってあまりないですよね。
しかも、飛距離が欲しければジグヘッドを重くするということでも対処できます。
飛距離のデメリットを差し引いても、沈下速度と操作感度のメリットの方がかなり大きいです。
アジリンガープロを補佐するワームたち
これらの理由から僕はアジリンガープロが最強であると言い切れます。
ですが、上で書いたように劣っている部分もあります。
これを補うワームを2群に組み入れることでほぼ全ての状況に対応できるはずです。
そこで、アジリンガープロの弱点を補うワームたちも紹介しておきます。
- アジキャロスワンプ
- ガルプベビーサーディン
- アシストフック ※
1.アジキャロスワンプ
アジリンガープロの長所はリブで抵抗を受けて沈下速度がゆっくりになること。
潮の流れが速い場所やアジのいる層が深い時にはデメリットにもなります。
潮の流れが速い時は、より水流の影響をより強く受けて流されやすくなります。
深い層にたどり着くのにも時間がかかります。
これを補助してくれるのがアジキャロスワンプです。
アジリンガープロに比べてほっそりとした見た目をしています。
リブはついていなくてツルッとしています。
こんな形状のワームは探せばいくらでも見つかりますが、その中でもアジキャロスワンプがオススメです。
ビラビラがついていないことと、ちぎってサイズダウンできないことを除けばそれ以外はアジリンガープロの特徴と似ています。
2.ガルプ ベビーサーディン
アジリンガープロの弱点である「味と匂い」をカバーしてくれます。
匂い付きのワームは数あれど、ベビーサーディンに勝るものはありません。
2017年には生産終了という情報が飛び交い釣り人を絶望の中に叩き落したことでも有名です。
※もちろん生産終了ということはなく、リニューアルしたガルプが発売開始されました。
3.アシストフック
アタリがあるけど乗らないという状況の時、ちぎってサイズダウンする方法があることは書きました。
ただ、ワームのサイズは落としたくないという欲張りな人にはアシストフックがオススメです。
アタリがあるけど乗らないということは、アジがワームのしっぽの部分だけ食っているということ。
そんな時にアシストフックを装着すれば、しっぽの方にも針が配置されるためしっかりかかります。
アジング最強のワームまとめ
僕がアジリンガープロを最強のワームとして選んだ理由を書いていきました。
○○の方が△△だし■■だから優れてるんだよ!
という意見をお持ちの方はコメント欄で教えてください。