みんなは車線変更する時、ミラーで確認した後に目視で確認してますか?
そうです。
僕はしてないんです。
今回は車線変更の目視確認について深堀したいと思います。
事故事例研究会
事故事例研究会というものが会社で開かれてました。
会社の安全活動の一環で、実際に起こった事故事例を、
- 主な原因となる問題点
- 問題点に対する検討内容
- 今後の活動における教訓
これらの点について話し合う会です。
今回は「左車線に車線変更した時に左車線を走行していた車と接触した」という事例でした。
僕のわかりやすい絵で描くとこんな感じです。
その時にめちゃくちゃ気になったのが、車線変更する時には、「目視でも確認するべき」という意見がとても多かったことです。
って気になったんで今回の記事を書こうと思ったわけです。
会社の意見交換会では、
目視無しは危険すぎる!
カッパやってないのか!?
よく幼稚園卒業できたな
僕の意見は多数の目視確認必要派に押しつぶされてしまいました。
そして涙目でこの記事を書いているというわけです。
現実世界で多数派を論破するのは難しいので、ブログにて反論していきたいと思います。
目視確認が必要派の意見
目視確認必要派の意見はこれです。
これに尽きます。
車線変更時にサイドミラーだけで確認すると、ミラーの死角部分に車がいた場合危険。
ということですよね。
もちろん、サイドミラーに死角があるのは理解してます。
僕が納得できない理由は3つあります。
- サイドミラーは常に見るもの(大前提)
- 走行中に前方から視線を外す方が危険
- 被害の大きさが違う
1.サイドミラーは常に見るもの(大前提)
なんで車線変更のタイミングだけの話をしているのか意味が分からない。
普段の走行中からサイドミラー・ルームミラーを見て、ある程度周りの状態を見ておけば死角にいる車も把握できます。
僕はそうしてます。
常に周りに気を配って運転してます。
車線変更時だけサイドミラーを見るようなマネはしません。
2.走行中に前方から視線を外す方が危険
サイドミラーの死角よりも前方不注意の方が危険です。
時速60㎞で走っている時に1秒目視確認を行うと、その間に車は16.66mも進んでます。
多分目視確認派は高速でもやってるはずだから、時速100㎞とすると車線変更するたびに28mもの距離を前方を見ずに走ってることになります。
そっちの方が危なくないですか?
わき見運転での事故って、助手席のカバンが落ちたのを一瞬見ただけで起こります。
たったそれだけの時間でです。
目視で車両の斜め後ろを見てる間に起こる可能性も十分ありえます。
3.被害の大きさが違う
死角の車との衝突よりも前方不注意での衝突の方が、被害は大きくなる可能性が高い。
だから被害が大きくなる可能性が高い方をしっかり防ぎたいと考えてます。
何で被害の大きさが違うんだよ
死角に入って気づかない=同じ速度で走ってるってことですよね?
速度が違えば死角からすぐに出ますもんね。
ってことは衝突した場合も被害はそこまで大きくなりません。
ですが、前方不注意の場合は違います。
速度差が大きくなってしまう可能性があります。
だから、目視確認よりも前方をよりケアするのは当然ですよね。
1度考えてみてください
毎日車を運転する人が、時速60㎞で車線変更を1日2回するとします。
すると、1年で730秒前方を見ずに運転する時間があるわけです。
ということは、1年で12,118m=12㎞前を見ずに走っていることになります。
恐ろしいことです。
と頭を懲り固めずに一度考えてみてください。
という意見があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
僕が望んでるのは、目視確認派を論破することではなく、より安全な運転をすることですから。
かっこよく締めたところで終わりたいと思います。
ちなみに、道路交通法上は目視確認の取り決めはないようです。
こんな感じ!
カッパ