何をするにもやる気が出ない。
趣味のスポーツにも身が入らない。
夏バテなのか、精神的にやられているのか。
そんな精神状態の時に出会ったサイトの記事が非常に心に響きました。
やる気は本来備わっていない感情
そのサイトはうつ症状の人を対象にしたサイトでした。
その中の記事の一つに、『やる気が出ないっていうけど、やる気っていうのは本来人間にとって不要な物。』という趣旨のものがありました。
確かにその通りだなあと妙に納得。
このサイトの文章を自分なりに解釈してみた。
野生動物が頑張る理由
野生動物はあの手この手を使って狩りをしたり、食べ物が多い場所を求めて長距離を移動している。野生動物って凄い。
ただ、動物が狩りや移動を頑張っているのは全て”生きる為”なんですよね。
一方、今の日本では最低限生きるために必要な物は全員にいきわたるようなシステムが出来上がってます。
家があれば雨風がしのげて、贅沢しなければ生きていけます。そのためのお金を稼ぐにはアルバイトでも十分だし、最悪の場合生活保護もあります。
働かなくても生物本来の欲求である生存欲求は満たすことができるんですよね。
有り難い国、日本。
そのせいで、生きるために何かをしなければいけないという強い欲求が生まれにくい。だからやる気が出にくい。
ライオンだって獲物を捕まえて満腹になったら後は寝るだけ。
人間も食べて生きていければ寝るだけでもいいよね。
人間にはもっとハイレベルな欲求もある
野生動物と人間を同じ動物として考えれば、やる気が出ないことも当然のことに思えてきます。
ただ、人間にはさらに高度な欲求があります。
『自己実現の欲求』とかいうやつです。
これは人間にしかありません。
自分が生きた証を残したいという欲求です。絵を描いたり、論文を書いたりがこれにあたります。現代人で精力的に活動をしている人はほとんどがこの欲求によって突き動かされてます。
ただ、この欲求も本当に自分が”のめり込めること”を見つけた人だけに出てくるもの。
やる気が出ないという人はまだのめり込める者に出会えていない人。
見つかるまで食べて寝てでもいいんじゃないのかな。って楽観的に考えられるようになりました。
たった一つの文章でここまで影響を受ける単純なカッパ