「前十字靭帯再建手術後のリハビリがなぜ重要か」リハビリをサボって大変なことになった僕が解説してみた

2020年7月10日

皆さんこんにちは。

このページを読んでくれてるっていうことは、膝の手術をする予定か、終わった後ですね?

一応、手術の時にリハビリの重要性を説明されるけど、しなかったらどうなるかまでは詳しく教えてもらえないですよね?

 

僕は2回右膝の手術を経験しました。

  • 18歳:前十字靱帯断裂 ⇒ 前十字靱帯再建術(ACL)
  • 31歳:半月板損傷、タナ障害 ⇒ 半月板部分切除、タナ切除

膝の手術の回数だけでいえば、世界で上位10%には入る回数だと思います。

しかも、その上位10%の中でブログを書いている人となれば、かなり絞られるはずです。

ならば、ネットを通じて世界に発信できる身として、膝の情報を発信しないわけにはいきません。

 

何を隠そう、僕は今現在タナ障害&半月板部分切除後のリハビリの真っ最中です。

リハビリって痛いし疲れるしでやりたくなくなっちゃうんですよね。

「手術後少しの間だけでもゆっくりさせてくれよ!」

誰でもこう思ってしまいます。

 

もちろん僕も1度目の前十字靭帯再建手術後はしっかりサボりました。

ただ、そのせいでめちゃくちゃ大変なことになりました。

 

この僕の苦い経験を読んでもらって、リハビリをサボったらどうなるかを説明していきたいと思います。

同じような状況になる人が少しでも減りますように。

 

18歳の頃前十字靱帯再建手術

僕は高校最後の大会で前十字靱帯切って、夏休みに再建する手術を受けました。手術後は高熱は出るし、痛いしでリハビリどころではありませんでした。

しかも、大学進学を考えていたので、今一番大事なのは受験勉強。

手術後の入院中もベッドの上で勉強ばっかりしていました。

 

なので最低限やってたのは、脚を機械で曲げ伸ばしするめちゃくちゃ痛いあれだけ。あれ痛すぎでしょ。無理矢理やらせる看護師さんが悪魔に見えました。

 

筋トレ、ストレッチは一切やってません。

 

僕が入院した病院はどちらかというと高齢者が多く、スポーツ復帰を目指してしっかりリハビリをやっていこうっていう雰囲気はあまりありませんでした。

ちなみに、スポーツ復帰を専門としている病院に入院した友達の話では、ほぼ強制的にリハビリをやらされていたそうです。地獄のようにキツかったと言っていました。

病院の雰囲気のせいにするのもあれなんですが、高校生の頃の僕に自分でリハビリの重要さを理解して、自分でやれって方が難しいかとも思います。

やらされないとやらない。

人間なんて基本的に楽な方に逃げる生き物なんで仕方ないと言えば仕方ないんですが、これがいけなかった。

結局、入院後も退院後もそれといった筋トレは全くやりませんでした。

 

リハビリをしないとどうなるか

結論から言うと、筋力がありえないくらい落ちます。目に見える変化としては、太ももの筋肉が怪我してない方に比べて半分くらいまで細くなります。

脚の太さ自体はそこまで変化したようには見えないんですが、筋肉が半分くらいの太さになります。

リハビリをしっかりと半年間サボった僕の脚は見るも無残に細くなってしまいました。

 

今ならとんでもなく重大な事態だとわかるんですが、この頃のカッパはまだ事の重大さに気付いていません。

その結果、僕は長年続く膝の痛みに悩まされることになります。

 

太ももの筋肉が細くなるとどうなるの?

太ももの筋肉が細くなるととんでもない悪影響が起こります。

太ももの筋肉の仕事はこんな感じ。

  • 膝を伸ばす・曲げる
  • 股関節を伸ばす・曲げる
  • 股関節の内転・外転(足を捩る動き)

体の動きとしてはこれだけですが、もう1つ重要な役割があります。

膝関節の保護』です。

太ももの筋肉がガシッと固まることによって、膝関節のブレを減らして保護してくれてるんです!すごい。

 

これが弱まると、膝関節がブレて、軟骨や半月板がすり減ったり傷つきやすくなります。

 

女性は男性よりも筋力が弱いため、年を取ってから軟骨がすり減って変形性膝関節症になる人が多いんです。

 

特に、ケガをして左右の筋力差が出てしまった人はすり減りが早くなるようです。

”健康な脚で蹴った力”を”筋力が少ない脚で受け止める”わけですからね!

衝撃を吸収しきれません。

 

スポーツができる期間

多分、前十字靭帯を切るレベルの運動をしていた人は本気でスポーツをやってるはずだし、これからもスポーツを楽しみたいという人が多いと思います。

 

正直な話、リハビリをしなくてもある程度のレベルなら元のスポーツを楽しめると思います。

僕も10年間はバスケを楽しめました。

 

ただ、やっぱりリハビリをやってないので筋力の低下が著しく、大学に入ってバスケをやると、最初は膝がめちゃくちゃ腫れて痛みました。

けど、1カ月くらい我慢してバスケをしていると、腫れなくなっていくんですよね。多分バスケをするうちにある程度は筋力がついたんでしょう。

ただ、この腫れていた期間は確実に軟骨や半月板を痛めつけていたはずです。

 

しかも、リハビリをやっていないと、怪我した方の脚を使う恐怖心も残ります。僕はプレイであまり怪我した脚を使っていなかったようです。(自覚はありません。自分ではしっかり両足でプレイしているつもりでした。)

なので、ずっとバスケをやっていても左右の脚の太さが同じになることはありませんでした。要するに同じレベルで両脚を使っていなかったということですね!

 

こんな感じで、左右の筋力差がずっと残っているのにプレイを続けていると、いつしか痛みが出てきます。

僕の場合はそれが怪我してからちょうど10年後。

28歳で膝の痛みが出てきました。

今頃になって後悔しています。

リハビリしとけばよかった。

 

リハビリしなかった結果

28歳で膝にとてつもない痛みが出始めました。最初はバスケをしている最中に痛みが出るだけだったんですが、徐々に痛みが強くなりました。

足首の捻挫の痛みくらいなら我慢してバスケをしてきた僕ですが、この膝の痛みは我慢できません。痛みがピキッと出ると動きが止まってしまいます。これをロッキングということは後々調べて知りました。この症状で階段から落ちてしまう老人がいるということを聞いて、「落ちるのも納得だ。」と思いました。

その後、痛みが強くなるにつれて、バスケをした次の日に膝が熱をもって腫れるようになりました。さすがに次の日まで引きずるようになってしまったので、整形外科で診察をしてもらいましたが、「原因不明です。筋トレをして膝を保護する筋肉をつけてください。」と言われただけでした。

原因不明と言われたしスポーツを辞めるよう言われなかったので半年ほどはバスケを諦めきれずに、痛みを我慢しつつ動きを抑えて続けていました。けど、思うように動けずストレスがたまり続けました。

明らかに格下の相手に負けてしまうこともストレスでした。もともと勝ち気で勝負事が好きでプライドが高かった僕には耐えられません。

 

この時、僕の中で何かがプツンと切れた瞬間でした。

「もうバスケは引退しよう。」

まだまだバスケを楽しみたかったんですが、これ以上膝を悪くして歩けなくなると、日常生活にまで支障が出てしまいます。

 

その日から生活の一部であり、生きがいでもあり、大好きなバスケを一切やらなくなりました。

みんながバスケの話を楽しそうにしているグループラインも見るのが辛かったのですぐに退会しました。

リハビリをサボったツケがこの年になって、趣味ができなくなるという形で出てきました。

 

バスケを引退して3年後

バスケを引退して3年が経ちました。

バスケをしないことにも慣れて、釣りという趣味も見つけ、結婚もしました。

嫁から「もう1回検査に行ってみたら?」と言われました。

これを言われなかったら自分から病院に行くことはなかったはずです。

これがきっかけで僕の膝の痛みの原因がはっきりして、治療ができるようになりました。

 

この時の診断名は「タナ障害」と「半月板損傷」

原因がわかれば治療ができるということで、すぐに手術を受けました。

もちろん、100%元のスポーツに復帰できるわけではないんですが、僕の人生においてかなり大きな前進でした。原因不明だったし。

 

タナ障害・半月板損傷手術後のリハビリ

人生で2度目の手術。

前回の手術での教訓があるので、今回はリハビリを本気でやってます。

バスケに復帰できる可能性が0じゃなくなったからね!

リハビリの記録は別の記事に書いています。

 

 

まとめ

これは、高校生の頃の経験があってからこそ。

もちろんそれは苦い経験ですが、リハビリの大切さを知れたこと、バスケ欲をさらに高められたことはよかったのかなとも思います。というよりそう考えて自分を納得させています。