最近高校生と話す機会があって、不思議なことを言っていました。
そこまでお金かからないよ!ということを伝えたかったので、この記事を書きます。
僕が話した高校の卒業生の進路
僕が話した高校生は2年生。
卒業生たちの進路は
進学50%、就職50%
くらいの比率だそうです。
進学先の内訳は専門学校が9割で1割が大学。
高校生たちとのやりとり
その子たちも専門学校に行くと言ってたので、純粋に気になったので聞いてみました。
一緒に話していた5人とも同じ答えを言います。
2秒後。
国公立大学の学費はいくらくらいだと思う?と聞くとこんな答えが返ってきました。
国公立なら年間50万円だよ。
下手すりゃ専門学校の2分の1くらいじゃない?
大学=金持ちが行く所
この考え方を一度も疑わず自分で一度も調べずに、信じている子供たちが普通に存在していることに驚きました。
みんなスマホでSNSは見るのに、こんな大事なことは調べないんだよね。
というより、周りの大人たちが教えてあげるべき情報だと思う。
国公立なら大学はそんなにお金がかからない。
本当なら有名大学に進学できる能力があるのに、情報を知らないばっかりに行けない子もいるんだよな。
もったいない・・・
高卒親家庭の負のスパイラル
多分これって負のスパイラルの1つだと思う。
大学に行ったことが無い親から産まれた子供は、親からこう言われて育つ。
大卒でも使えない奴いるから。
親がそう思うのも仕方がないんだよな。
高卒と同じ仕事をしてる大卒は、3流の大卒だから。
1流、2流の大卒は高卒とは全く異なる仕事をしてたりするからね。
高卒だと、1流の大卒と接する機会ってほとんどないんだよね。
もちろん1流の大卒ってのは、東大生とかいう意味じゃないよ。
Sラン大卒かつ、仕事もできる人ってこと。
東大生の中にも仕事ができない人はいる。
これは当たり前。
その仕事ができない大卒をみて
って言ってるだけなんだよね。
そうなってくると、家庭でも大卒は使えないとか、大学は行かなくてもいい。
とか言い出しちゃう。
これをずっと聞いて育った子供は、大学に行くという選択肢を知らぬ間に奪われてしまう。
そして、高卒→高卒の負のスパイラルに入る。
この辺は別の記事で詳しく書いてるのでそっちも読んでみてね!
大学、専門学校、短大の学費の真実
『大学=お金がかかる』と勘違いしていた高校生が読んでいるかもしれないので、一応学費についてまとめておきます。
進学先 | 入学金 | 授業料 | その他 | 合計 |
---|---|---|---|---|
専門学校 | 182,000円 | 698,000円×2年 =1396,000円 |
382,000円×2年 =764,000円 |
2,342,000円 |
国公立大 | 282,000円 | 535,800円×4年 =2,143,200 |
ー | 2,425,200円 |
私立大 (理系) |
1,136,000円 | 1,136,000円×4年 =4,544,000円 |
180,000円×4年 =720,000円 |
6,400,000円 |
私立大 (文系) |
815,000円 | 815,000円×4年 =3,260,000円 |
148,000円×4年 =592,000円 |
4,667,000円 |
国公立大学の学費って恐ろしいほど安いですよね…
専門学校は2年で200万円払わないといけないのに対して、国公立大学は4年間でこれだけです。
もちろん、大学の場合は県外への進学になることも多いので、下宿代等も考えないといけません。
ただ、本当にお金が無いのであれば、奨学金という選択肢もあります。
奨学金
僕は一種だったので無利子で借りてました。
学費は奨学金、生活費はアルバイトでも十分卒業できます。
※ソースは僕。それなりに海外旅行とかもできる余裕もありました。
一種が借りられるなら、少し余裕があっても借りておいた方がいいです。
使わなければそのまま返せばいいだけ。
無利子だし。
一応借りられる金額を日本学生支援機構のホームページから引用しておきます。
貸与月額:2万円~12万円の1万円単位から選択
入学時特別増額貸与奨学金(希望者のみ):10万円~50万円の10万円単位から選択
生涯賃金
さらに言えば、生涯賃金も変わってきます。
大卒:約2.4億円
高卒・専門・短大卒:約1.7億円
約7000万円近く差がつく。
7000万円の差ですよ。
しかも、専門卒の人は2年、高卒の人は4年、大卒より長く働いているのにです。
学費を投資する価値はありますよね。
まとめ
この記事を読んで、大学は金がかかるから行けない。
ということを鵜吞みにして、選択肢をつぶす高校生が減りますように。
こんな感じ!
カッパ