もちろんそれらも1つの指標にはなります。
ただ、大きく1つだけの能力にまとめるならこういうことになります。
運転の上手い人は相手に伝わる意思表示をしている人です。
車同士の意思表示
意思表示をするということは相手の選択肢を減らしてあげることです。
下の3つの例は運転してるとよく遭遇する意思表示が必要なシチュエーションです。
例1)ブレーキの前にウインカーを出す。
これは左折するために減速するよ
という意思表示です。
この意思表示によって、「ちょっとした減速をするだけ」という可能性という選択肢を消してあげてます。
左折か右折をするので「停止するレベルで減速するよ」ということを後続車に教えているわけですね!
例2)ブレーキは停止する時だけにする
前の車のブレーキって2つの選択肢があります。
- 停止はしないが減速する
- 停止する
ブレーキをよく踏む人はただの減速なのか、停止するか選択肢を常に後続車に与えてます。
この状態をずっと続けていると、
うわ!!!止まるのかよ…
こういうことになって追突される可能性が上がります。
ただの減速ならエンジンブレーキで事足りることが多いはずです。
※エンジンブレーキじゃ間に合わないという人はもっと前の車の様子もしっかり見ましょう
こうやって減速はエンジンブレーキ、停止する時はブレーキと分けていると、後続車は前の車がブレーキをかけたぞ、多分止まるんだろうなと選択肢を1つに絞らせることができます。
そうすることで追突される可能性を低くすることができます。
例3)お互い一時停止の交差点
左方優先という原則があるのは当然ですが、
あなたがそのルールを覚えているか、守ってくれるかは相手には分かりません。
他人ですからね。
なので、こういった交差点ではルールを分かってるよ、守るよ、お先にどうぞという意思表示の為に何かしらのアクションを起こしてあげましょう。
車の意思表示の方法
他にも意思表示の方法はたくさんあります。
運転してる時に意思表示する方法はいくつ思いつきますか?
この方法が多い人(うまく使えてる人)ほど運転がうまい傾向があります。
- ウインカー(ハザード)
- ボディランゲージ
- パッシング
- ライトを消す
- 車間を空ける
- 頭を突っ込む
- 路肩に寄せて止まる
- クラクション※
僕が思いつくものを上げてみました。
これ以外にも意思表示の方法を知ってる人はコメント欄で教えてください。
この意思表示の方法を相手との位置関係、距離、明るさなどで変えて使います。
1.ウインカー(ハザード)
正しく使えてるかは別として、誰もが使ってる合図ですね。
ブレーキ踏んでからウインカー
止まってからハザード
これは論外なので、何のためのウインカーなのか勉強してきてね。
2.ボディランゲージ
- 頭を下げる
- 手を上げる
- 目を合わせる
頭を下げる、手を上げるはお礼の合図としてメジャーですね。
昼の近距離で使えます。
そして、「あなたが譲ってくれたのわかってますよ。」
という意思表示にもなります。
意外と目を合わせるのも意思表示に使えます。
しっかりとあなたを確認してますよ。ということが伝えられます。
ただ、これだけだと伝わってるか分かりにくい可能性もあるので、他の合図と組み合わせましょう。
3.パッシング
お先にどうぞの合図として使ってます。
パッシングは高速の追い越し車線では道を開けろとちょっと高圧的な合図にもなるので気を付けて使いましょう。
4.ライトを消す
夜間のお先にどうぞの合図として使っています。
お互いに一時停止の交差点なんかで使うと、相手はうれしいでしょうね!
5.車間を空ける
側道から入ってくる車に入っていいよの合図になります。ただ、これだけでは分かりにくいので、手や目線で合図を送ってあげましょう。
6.頭を突っ込む
頭(車の前部分)を突っ込むのは強引にやると高圧的な運転に見られるんですが、立派な意思表示方法の1つです。
今からここに入ります。という意思を表示できます。
車間を空けておいたのに、側道の車がなかなか入ってこない。
の車が動き始めて入らないのかなと思って前進し始めると入ってくる。
で、急ブレーキになることがある。
これは側道からの車が入ってくるのか入ってこないのかしっかりと意思表示をしていないから起こります。
7.路肩に寄せて止まる
これと組み合わせてハザードを使えば、お先にどうぞの合図になります。
よく煽られるって人、煽られる前に譲ってみてはどうですか?
スピード違反してるのはあっちだから譲らない
こんなことやってるとあなたが事故にあう可能性が上がるだけですよ。
8.クラクション※
この中でもクラクションだけは特別です。
トラブルになる可能性もあるし、歩行者を驚かせて転倒させてけがをさせると車の責任になります。
なるべく使わないようにしましょう。
短く鳴らせば、サンキューや前動いてるよと教える合図にもなります。
基本的にこれらの中からいくつかを組み合わせて使うことが多いですよね。
特にサンキューの合図はやり過ぎても不快になる人はいないので、しっかりと使っていきましょう!
きちんと合図を出せば事故にあう危険性をぐっと下げることができます。
まとめ
運転がうまい人はきっちりと意思表示をして、対向車とコミュニケーションをとっています。
もちろんそれだけですべての事故を防げるわけじゃないですが、事故にあう確率をかなり下げることができるはずです。
この記事を読んだ人は今日から周りの車にしっかりと意思表示をしていきましょう!!!
こんな感じ!
カッパ