ルンバで有名なiRobotからプログラミング学習用ロボットRootが発売されました。
僕は職業柄プログラミング学習用の教材に触れる機会が多いんですが、Rootが家庭でプログラミングの勉強をするのに最適だったので紹介したいと思います。
Rootってどんなロボット?
iRobotのRootって知ってますか?
iRobotという会社名は知らなくても、ルンバと聞けば分かりますよね?
そうです。
その掃除ロボットを販売しているiRobot社から、プログラミング学習用ロボット「Root」が発売されました!
発売されました!とか最新情報のように言ってるけど、販売開始は2021年2月19日。
スタートダッシュは遅れてしまったんですが、結構しっかりと使い方とか考えてみたんで参考にしてみてください。
Rootが子供のプログラミング学習におすすめな理由
僕がプログラミングの教材をいくつも触ってきた中で、Rootがおススメだと思った理由を書いていきます。
- 飛行型ドローンに比べて安全
- 絵を描くことができる
- センサーの種類が多い
- プログラムの種類が多い
それぞれ見ていきましょう!
1.飛行型ドローンに比べて安全
ドローンと聞いて最初に想像するドローンはプロペラで空を飛びます。
もちろん、空を飛んだ方が子供の興味を引きやすいのは事実です。
ですが、空を飛ぶ=プロペラが高速回転しているということ。
いくらおもちゃのように軽い機体だといっても、指を切ったり、プロペラが目に入るとかなり危険です。
実際に指を切って出血する事例などがあるようです。
その点、Rootなら地面を走るだけなのでとても安全です。
子供1人でも安心して遊ばせることができます。
2.絵を描くことができる
Rootにはペンを取り付ける場所があって、ペンをつけることで絵を描くことができます。
飛行型ドローンは飛ぶことで子供の興味を引きますが、Rootは絵を描くことで子供を夢中にさせます。
例えば、幾何学模様なんかをRootが自動で書く様子を見せると、子供は大喜びです。
描ける絵の種類は本当に無限通りの数があるので、長い間楽しむことができます。
3.センサーの種類が多い
ドローンは軽量化することで安価なモーターでも飛行できるようになっています。
そのため、搭載しているコンピュータやセンサーは最小限に抑えられています。
一方Rootは地面をゆっくり走ることを前提で作られているため、重さはそこまで重要じゃありません。
なので、色んなセンサーをモリモリに積むことができます。
飛行型:カメラ、高度センサー、音センサー
Root :光センサー、色センサー、衝突検知センサー、落下防止センサー、音センサー、マーカー、イレーサーetc.
これくらいセンサーの数に差があります。
センサーの数が多いということは、できるプログラミングの幅がそれだけ広いということです。
4.プログラムの種類が多い
飛行型ドローンと比べると、プログラムの種類が多いです。
センサーの種類が多いので当然といえば当然です。
例えば、飛行型だと、センサーで感知→移動が主なプログラムです。
極端な言い方ですが、上昇・下降・前進・後退・回転どれも大きい枠でみると移動です。
それに比べると、Rootはセンサーで感知→移動、光る、しゃべる(機械語)、線を引く、線を消す、音楽を鳴らすなどいろんなことができます。
※もちろん、秘奥型ドローンがすべての面で劣っているわけではありません。
飛行型には飛行型の良さがたくさんあります。
Rootの少し残念なところ
逆にRootのデメリットを見てみましょう。
- 操縦モードがない
- カメラがついてない
- 飛ばない
- ちょっとだけセンサーの精度が悪い
しっかりと見ていきましょう!
1.操縦モードがない
飛行型ドローンの多くが、iPadをコントローラーみたいに使って操縦することもできます。
一方Rootは操縦ができません。
ちょっと動かすだけでもプログラムを組まなければいけません。
プログラミング学習の為に勝ったのであれば、毎回勉強になるので逆にメリットになりそうですけどね!
2.カメラがついてない
光センサー、色センサーはついていますが、カメラはついていません。
カメラがついていれば、Root目線の面白い動画も作れそうなので、ちょっと残念なポイントです。
ただ、Rootにはアタッチメントが販売されています。
レゴブロックを取り付けられるようになるものがあるので、ブロックでカメラを固定する三脚を作ればカメラを設置可能です。
僕はレゴを取り付けてスマホスタンドにして撮影してます。
3.飛ばない
子供にとって、飛ぶロボットというのは特別に興味を引きます。
子供は飛ぶものが大好きなんです。
というより大人も好きなはずです。
Rootは飛びません。
羽を捨てた代わりに絵をかいたり音楽を奏でたりできます。
4.ちょっとだけセンサーの精度が悪い
僕が色んなプログラムの実験をしていた時にそう感じました。
例えば、色センサーを使った実験をやっている時に、人の目から見れば真っ白なホワイトボードだったんですが、Rootは色を検知して誤作動を起こしました。
誤作動といっても、黒を感知したら止まるというプログラムなので、何もない所で止まったというだけです。
多分、センサーの精度が悪いというよりも、感度が高すぎて人間には見えない汚れも感知しているんでしょうね!
まとめ
いかがでしたか?
Rootのいいところ、悪いところを余すところなく書きました。
買って失敗だった時に
ですむ金額じゃないですからね。
悪いポイントもしっかり見て買うかどうか迷って決めてくださいね!
買った後にどんなプログラミングができるかは別の記事に書いてるので見てみてください!